糖尿病は改善出来るということを知って欲しい、
そんな想いからこの冊子を作りました。


あなたの辛さや苦悩は、痛いほどに分かります。
なぜなら、私は、父を糖尿病で失ったのです。
そして、恐れていた糖尿病に、私自身も突然の発病で入退院を繰り返し、長い間苦しめられました。
現在では糖尿病と上手く付き合い、苦労をかけた妻と温泉巡りが出来るまでに健康を取り戻しました。
それまでの約10年近くは、生きた心地のしない、ひどく辛い時期を過ごしました。
父の末期の姿が目に焼きつき、父の姿と自分が重なる夢で何度も跳ね起きました。
合併症の恐怖です。
痛くもかゆくもないのに、ある日を境にジワジワ蝕む壊疽。
失明や足の切断などの恐怖。
そして完治しない怖さ。
この心労は、自分ひとりだけではなく、周りの人々にも少なからず負担をかけます。
それがまた、闘病の大きな精神的負担になります。
そのお気持ち、痛いほど分かります。
だからこそ、声を大にして申し上げたいのです。
糖尿病は、付き合い方次第で何とかなります、と。


仕事を持っていて、そんなに言うほど簡単に運動なんか出来るもんではありません。
とは言え、恐怖に追い立てられて、あれこれ運動したり噂や評判を頼りに言われるままにさまざまな糖尿病に良いと言われる健康食品を購入し続けました。
毎回の検査が半分楽しみでもあり、反面苦痛でもありました。
さまざまな本や雑誌で調べたダイエット。
真剣に取り組んで検査に行くと、思った通りチョット下がって内心「ヨッシャ!」などと思った矢先。
医者は、
「もっと、下げないと」
などと冷たく言い放ちます。
更には、「ちゃんと食事制限してるの?」
などと、無責任な傷つく言葉を投げかけてきます。
病気の恐怖と、下がらない数値のでせいで、イライラは募り、ストレスでつぶされそうになりました。
これ以上どう制限したら良いんだ!と大声で叫びたくなる事は1度や2度ではありませんでした。


私自身もそうでしたし、さまざまなご相談やお声を頂くのですが、その中でのご苦労の一つが、摂生している為に、食べたいものが食べられないという辛さです。
これもまた、なってみないと分からない、ひどく辛いものでした。
テレビも雑誌も、地域の案内や旅先でも目に付くのは、全部グルメ情報。
当てつけのように、そこら中でグルメ特集を組んでいます。
ただでさえ近所やPTAのお誘い、職場での慰労会など、何があってもカロリー計算に、あれもダメ、これもダメと食べたいのをひたすら我慢。
我慢しても数字はナカナカ変わらない、下手すると医者に小言を言われる。
周囲は、一応の同情はあっても、美味しそうにドンドン口に放り込んで「美味しい」を連呼。
職場のストレスがたまると甘いものが無性に欲しくなりますが、糖尿病には天敵。
これもひたすらに我慢です。
寝ても覚めても食べることを考えちゃうなんて日もあります。
なんの為に生きているんだろうか?
本当に切なくなります。


糖尿病の恐ろしいところは、合併症が併発するまで、自覚症状ほとんどがないことです。
逆に異常にノドが渇く・トイレの回数が増えた・甘い物への食欲が増したなどの症状が出たときは、糖尿がかなり進んでしまったことを示しているといっても過言ではありません。
糖尿にかかるとまず体の血管がボロボロになり体内に血管障害を引き起こす病気であるということを知ってください。その結果足が腐ってしまったり、失明、人工透析、心臓や脳の血管が詰まったり、切れたりする障害が出てきます。
頭では分かっているんです。
でも、身体が思うように言うことを聞きません。
そこで、私たちが数値を改善し、徐々に健康を取り戻したお話しを是非読んで欲しいのです。
糖尿病友の会・会長の土屋美幸さんは、看護師として、脱サラの不規則生活から糖尿病を発病したご主人との闘病生活、そして1000人以上の患者さんとの対話から学んだことを一冊の本にまとめました。
西洋医学だけではどうしても治りにくい、この病気との付き合い方について解説しています。
我慢だけではやっていけない事は承知してます。
我慢だけではなく、上手につき合って、楽しく生きる事を再び思い出して欲しいのです。
朝、目が覚めて、生きてるなって感じて欲しいのです。
その為に私共では、この情報を知って欲しいとの意味合いも込めまして、
「糖尿の夫を持つ看護師が書いた糖尿との闘病記」
+
「糖尿病が改善した19人からのお便り」
と言う書店では手に入らない小冊子2冊と関連資料をご希望の方にお分けしております。
*お読みいただき、お気に召さない場合には、返品のご心配はご心配いりません。
速やかにご返金いたします。
糖尿病友の会
著者 土屋美幸プロフィール
1951年 群馬県神流町生まれ。
1969年 高崎医師会付属看護学校卒業。
同 年 群馬県高崎市、藤岡市の
各医師会関係の病院に16年間勤務1985年 無添加、焼き立てパンの店を開業。
この年に夫が糖尿病と診断される。
闘病生活が始まる。
夫の検査結果の改善に確信。友人にも紹介したところ、大変感謝される。
そこで同年「糖尿病友の会」を発足。
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